会長挨拶
宮古島市文化協会は、2023年(令和5年4月)で設立18年目を迎えました。これも偏に関係者の皆様方のご支援・ご協力の賜物だと厚く御礼申し上げます。
本協会の礎には前身の「平良市文化協会」(1984年設立)の活動と足跡が引き継がれ、今日に至っております。平成30年度には任意団体から一般社団法人に移行。「美しい自然と豊かな郷土を守り、文化芸術の活動を通して市民文化の向上をめざし魅力ある文化のまちづくりに寄与すること」を目的に文化事業に取り組んでいます。
現在の構成は、部会16部会、個人会員73名、団体会員48団体、賛助会員20社・1個人、会員数850名を数え、宮古島市の文化芸術活動の振興と発展に貢献できるよう努めております。
本協会の主要事業として、市民総合文化祭、方言大会、宮古島文学賞、新春市民書初め会がございます。新型コロナウイルスの影響で自粛や中止を余儀なくされましたが、令和4年度においては市民総合文化祭、方言大会、新春市民書初め会を3年ぶりに開催いたしました。この間において宮古島文学賞(全国公募)は、最終選考会をオンライン開催とし、活動を止めることなく全日程が粛々と進められたことは、大変有難いことでした。
また、沖縄県において令和4年度「美ら島おきなわ文化祭2022」が開催され、本協会では「宮古芸能フェスティバル」を沖縄県より受託。「宮古の宝再発見みゃーくふつフェスタ」を宮古島市より受託・開催し、多様な文化を島内外に発信。継承への課題等についても共有する機会となりました。
どの時代においても人々の心豊かな人生には、文化芸術はとても大切なものだと感じます。今後、社会経済活動の動きとともに文化芸術活動も発表を通した交流が賑やかになることと思います。
今年度も、第18回宮古島市民総合文化祭、第28回鳴りとぅゆんみゃ~く方言大会、第4回新春市民書初め会、第7回宮古島文学賞の主要事業を柱に実りある文化芸術活動を展開する予定です。今後とも多くの皆様と共に文化活動の輪を広げながら「文化力」を高め、地域文化の振興・発展に尽力して参りたいと存じます。
令和5年6月 一般社団法人 宮古島市文化協会
会長 饒平名 和枝