会長挨拶
令和2年度、当協会の会長に就任いたしました饒平名和枝と申します。
どうぞよろしくお願い申し上げます。皆様には、日頃より、宮古島市文化協会の文化活動に対しまして、ご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、当協会は、2020年(令和2年)4月で設立14年となりました。当協会の前身である「平良市文化協会」の1984年設立以来、その活動は連綿と継続されてきました。これも偏に歴代役員、先輩方、会員の皆様の多大なご尽力とご支援の賜物だと深く感謝申し上げます。
平成30年度には任意団体から一般団体法人に移行。会員の文化活動の推進はもとより、さらなる地域文化の振興と発展に努めております。
本協会においては、三つの事業を柱に文化振興事業を推進してまいります。
一つ目は、恒例の「市民総合文化祭」です。
16部会が展示・舞台発表などに精力的な活動を行なっております。平成30年度、令和元年度は、JTAドーム宮古島にて、児童生徒の部と合同開催、中学校文化祭(展示の部)との同時開催をいたしました。大人と子供たちが、お互いに感性を刺激し合う相乗効果が得られ、好評を博しております。
二つ目は「鳴りとぅゆんみゃ〜く方言大会」です。
大会は令和元年度で26回を数えました。宮古語(みゃーくふつ)は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が消滅の危機にあるとした国内8言語の一つです。そのような状況からも、次世代へつなげる方言の保存継承に取り組むことは重要だと考えます。
三つ目は、平成29年度に創設した「宮古島文学賞」です。
全国応募の文学賞(短編小説、テーマ:島)は、全国各地から応募があり、島が放つエネルギーが表出された魅力あふれる力強い作品が寄せられております。
今後も「宮古島文学賞」を、多くの皆様の手で育てていただきたいと存じます。
宮古島の独自の文化風土を大切を伝承しつつ、新たな価値の創造に向けて、会員の皆様と共に文化振興の歩みを進めてまいります。
今年、3月,4月の行事等は、新型コロナウイルス感染症防止のため、すべて中止とさせていただきました。
一日も早い収束を心から願っております。今後とも、ご支援、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
令和2年5月 一般団体法人 宮古島市文化協会
会長 饒平名 和枝
